スタッフのつぶやき
古くから伝わる建築素材である漆喰ですが、現代の家では手間もかかり職人の腕も要求されるので、段々と使われなくなってきています。しかし最近では、その美しい色合いと優れた機能から見直される機会も増えてきました。その流れで家の自分で漆喰を、塗ることを望む人も出てきています。では漆喰はどのようにして塗ればよいのか、その方法を学びましょう。
“塗る場所の材質によって漆喰を選ぼう”
漆喰はどこでも簡単に塗れると思うかもしれませんが、塗る場所の材質によっては漆喰が上手く接着しにくいです。ですから、まず下塗りで使う漆喰ベースを木材や石膏、珪藻土、砂壁といった材質ごとに変えていかなければいけません。例えば市販されているものでは「ブロック用」と書かれているものはブロック壁だけに使うように気をつける必要があります。 また、そのときには色合いにも気をつけなければいけません。内層と外壁では、風雨にさらされるかどうかの違いもあります。剥がれ落ちることはないとしても、白華現象という白い粉が表面に出てくることがありますから、それが目立たないようにするためにも色合いが薄い物を選ぶほうが良いです。 なおビニールクロスの天井やサイディング・撥水加工をしている壁などは塗ってはいけない場所です。どうしてもその場所に塗りたいのであれば、ビニールクロスを剥がすといった作業が必要になります。剥がしてしまうと建物が劣化する可能性があるのであれば、おとなしく諦めましょう。
“下塗りは薄く塗るのがポイント”
漆喰は何度も塗り重ねていくことで、しっかりと壁などに接着することができます。まずは下塗りから始めるわけですが、コテ版に漆喰を盛って適当な量をコテにつけて塗っていきます。下塗りですからまだこの段階では多少は凹凸があっても構いません。ただ凸凹があまり大きくなりすぎると仕上げで修正しにくくなりますから、そのあたりの加減はしておきましょう。とにかく大事なことは全体的に漆喰を薄く塗ることです。漆喰は水を入れて練っていくとどんどんと柔らかくなっていきます。薄く塗るためにちょうどよい固さに調節していくと良いです。壁だけでなく天井も漆喰にしたいというときには、上向きで力加減が難しくなるので、それなりに慣れている人でないと手が出しにくいかもしれません。 コテを使い慣れていないと、広げるのが難しいかもしれません。コテと言っても下塗り用、仕上げ用と用途によって種類がいくつもあります。ここでは下塗り用のコテを使うようにしましょう。
“仕上げ塗りはあえてまだらに”
漆喰を塗るときには、その美しい色合いを楽しむためにも綺麗な面であることが求められます。しかし、ここでいう綺麗な面というのは、必ずしもコンクリート壁のように何も凹凸のない綺麗な表面ではなく、個性的な味わいを感じさせる表面にすることも許されます。具体的には縦、横と同じ方向でずっと塗り続けるのではなく、縦、横、斜め、半円といろいろな方向に向かって不規則にコテを伸ばしていき模様を作っていきます。 一見すると雑な仕上がりに見えるかもしれませんが、漆喰の場合には乾いたときにそれが美しさに変化するします。ただ、本当に美しいまだら模様は、本当に技量が必要ですから注意しなければいけません。さらに、色合いに工夫をつけたいというときには違う色を混ぜ合わせて、マーブルのように塗るという方法もあります。色が偏らないようにまんべんなく混ぜていくのは大変ですがとても綺麗な仕上がりになります。 漆喰は使う場所の材質ごとに使い分けていくことが必要です。何度も塗り重ねていくことで長持ちして綺麗な仕上がりを得ることが出来ます。下塗りでは、全体的に薄くまんべんなく塗ることを心がけるようにして、仕上げでは個性を出せるまだら模様がでるようにコテを使っていくと個性を出すことが出来ます。場合によっては違う色を混ぜる方法もあります。
“塗る場所の材質によって漆喰を選ぼう”
漆喰はどこでも簡単に塗れると思うかもしれませんが、塗る場所の材質によっては漆喰が上手く接着しにくいです。ですから、まず下塗りで使う漆喰ベースを木材や石膏、珪藻土、砂壁といった材質ごとに変えていかなければいけません。例えば市販されているものでは「ブロック用」と書かれているものはブロック壁だけに使うように気をつける必要があります。 また、そのときには色合いにも気をつけなければいけません。内層と外壁では、風雨にさらされるかどうかの違いもあります。剥がれ落ちることはないとしても、白華現象という白い粉が表面に出てくることがありますから、それが目立たないようにするためにも色合いが薄い物を選ぶほうが良いです。 なおビニールクロスの天井やサイディング・撥水加工をしている壁などは塗ってはいけない場所です。どうしてもその場所に塗りたいのであれば、ビニールクロスを剥がすといった作業が必要になります。剥がしてしまうと建物が劣化する可能性があるのであれば、おとなしく諦めましょう。
“下塗りは薄く塗るのがポイント”
漆喰は何度も塗り重ねていくことで、しっかりと壁などに接着することができます。まずは下塗りから始めるわけですが、コテ版に漆喰を盛って適当な量をコテにつけて塗っていきます。下塗りですからまだこの段階では多少は凹凸があっても構いません。ただ凸凹があまり大きくなりすぎると仕上げで修正しにくくなりますから、そのあたりの加減はしておきましょう。とにかく大事なことは全体的に漆喰を薄く塗ることです。漆喰は水を入れて練っていくとどんどんと柔らかくなっていきます。薄く塗るためにちょうどよい固さに調節していくと良いです。壁だけでなく天井も漆喰にしたいというときには、上向きで力加減が難しくなるので、それなりに慣れている人でないと手が出しにくいかもしれません。 コテを使い慣れていないと、広げるのが難しいかもしれません。コテと言っても下塗り用、仕上げ用と用途によって種類がいくつもあります。ここでは下塗り用のコテを使うようにしましょう。
“仕上げ塗りはあえてまだらに”
漆喰を塗るときには、その美しい色合いを楽しむためにも綺麗な面であることが求められます。しかし、ここでいう綺麗な面というのは、必ずしもコンクリート壁のように何も凹凸のない綺麗な表面ではなく、個性的な味わいを感じさせる表面にすることも許されます。具体的には縦、横と同じ方向でずっと塗り続けるのではなく、縦、横、斜め、半円といろいろな方向に向かって不規則にコテを伸ばしていき模様を作っていきます。 一見すると雑な仕上がりに見えるかもしれませんが、漆喰の場合には乾いたときにそれが美しさに変化するします。ただ、本当に美しいまだら模様は、本当に技量が必要ですから注意しなければいけません。さらに、色合いに工夫をつけたいというときには違う色を混ぜ合わせて、マーブルのように塗るという方法もあります。色が偏らないようにまんべんなく混ぜていくのは大変ですがとても綺麗な仕上がりになります。 漆喰は使う場所の材質ごとに使い分けていくことが必要です。何度も塗り重ねていくことで長持ちして綺麗な仕上がりを得ることが出来ます。下塗りでは、全体的に薄くまんべんなく塗ることを心がけるようにして、仕上げでは個性を出せるまだら模様がでるようにコテを使っていくと個性を出すことが出来ます。場合によっては違う色を混ぜる方法もあります。