そこで今回は、内窓のリフォームについてまとめました。この記事では、リフォームする際の費用から注意点までお伝えしています。内窓のリフォームを考えている方は、この記事を参考にしてみてください。
内窓のリフォームにかかる費用
一般財団法人住まいづくりナビセンターのリフォーム評価ナビによると、ガラス面積が1.5~3.5m2の内窓を設置する際に掛かる費用は15~30万円です。主な内訳は窓ガラスの商品代と工事費となっています。
内窓の設置に使用する主な窓ガラス
次に内窓の設置に使用するガラスを紹介します。リフォームのときに目的や用途に合った窓ガラスを選ぶと、望んだ効果が得られるでしょう。
・高断熱複層ガラス
特殊金属膜をコーティングしたガラスです。取り込んだ太陽の光を使って室内を暖める機能があり、冬場でも快適に過ごせるでしょう。
・ペアガラス
ペアガラスは複層ガラスとも呼ばれています。2枚のガラスの間に空気の層があり、乾燥空気や熱伝導率の低いアルゴンガスなどを空気の層に閉じ込めるのです。その結果、通常の窓ガラスよりも倍の断熱効果があります。
・防音合わせガラス
2枚のガラスの間に樹脂フィルムでできた中間膜を挟んだガラスです。音の振動を中間膜がシャットアウトするので、通常の窓ガラスよりも遮音効果があります。一方で、断熱効果はないので注意が必要です。
・遮熱高断熱複層ガラス
2枚のガラスの間に乾燥空気を入れた窓ガラスです。特殊金属膜をガラスにコーティングしており、夏場の強い日差しをカットします。そのため、エアコンによる冷気を逃しにくいという効果があるのです。また、遮熱高断熱複層ガラスには紫外線をカットする効果も期待できます。紫外線のカットにより、人体や家具などの「日焼け」を防ぐことができるので快適に暮らせるでしょう。
機能性を持つガラスを取り付ける場合には、通常の窓ガラスよりも高額になる可能性があります。依頼する業者によって金額が異なるので、費用が気になる方は前もって確認しておきましょう。
内窓のリフォームの工期はどのくらい?
内窓のリフォームは既存の窓に新しい窓を追加するリフォームなので、通常の窓の設置と比較すると短期間での工事になるでしょう。依頼する業者によっても異なりますが、1つの窓に対して60分程度の工期で済みます。
内窓のリフォームの流れ
内窓の設置を検討している方の中には、窓のリフォーム自体が初めてという方もいるのではないでしょうか。ここでは、内窓をリフォームする際の流れを解説します。
・業者への問い合わせ
はじめに内窓のリフォームを依頼する業者を決めます。適正な価格が分からないという方は、複数の業者から見積もりを依頼すると良いでしょう。その際には、交換したいガラスの種類や窓の大きさを説明すると、具体的な費用が分かります。
・訪問日の決定
リフォームを依頼する業者が決まったなら、訪問日を決めましょう。訪問の後に正確な見積もり料金を出してもらえるので、納得したら工事日を話し合います。
・リフォーム工事
内窓のリフォーム工事をします。リフォームの内容によってはサッシの取り外しや養生が必要なときもあるので、事前に確認しておきましょう。
・代金の支払い
工事が終了したらガラスやサッシにキズがないかチェックしましょう。不具合があるときは、早めに業者に相談することをおすすめします。チェックが終了したら、リフォームの代金を支払います。
最後に内窓をリフォームする際の注意点を3つ紹介します。満足のいくリフォームにするためにも、チェックしておきましょう。
補助金制度を利用すればお得にリフォームできる
内窓の工事については「省エネリフォーム」が対象の補助金制度を利用できる可能性があります。補助金制度は各自治体によって定められているので、業者に依頼する前に聞いておきましょう。
口コミや評判で業者を選ぶ
業者を選ぶ方法のひとつに口コミや評判があります。誰かが業者に依頼したときに、満足のいくものであれば良い評判が記載されているでしょう。また、近隣の住民に聞けばおすすめの業者を教えてもらえることもあります。
注意点として、インターネットによる口コミの中には、業者が書き込んでいることもあります。そのため、情報をうのみにしないように気をつけましょう。
今回の記事では内窓のリフォームにかかる費用を紹介しました。家の間取りや使用する窓ガラスによっても異なりますが、15~30万円で内窓のリフォームが可能です。工期についても状況によって異なりますが、1時間ほどでリフォームできるでしょう。
内窓のリフォームについては業者選びに注意が必要です。口コミや評判を参考にして、信頼できる業者に依頼すると良いでしょう。ただし、情報は参考程度にしておくことをおすすめします。