今回は、クーラーの節約術を4つ紹介し、少しでもクーラーにかかる電気代を安く済ませる方法についてご紹介します。
クーラーの節約術4選
(1)設定温度を1℃上げる
クーラーは設定温度によって電気代が変わります。環境庁によりますと、夏の冷房時の設定温度をいつもより1℃だけ高くすると約13%(約70W)の電力を抑えることができるそうです。
クーラーでたくさんの電気代を使っているという方は、1度上げるだけで節約になりますので是非活用してみてください。
推奨設定温度は28℃を推奨しているところがほとんどですが、猛暑が続く日本では暑いと感じる方もいるでしょう。
健康管理のことも考えて無理は禁物ですので、普段の温度は26℃にして、短い外出時には28℃に上げるなどのテクニックを有効活用してみましょう。
「クーラーの付けっぱなしは逆に電気代がかかるのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、実は短い外出なら付けっぱなしの方がお得です。それについては後述の「こまめなオンとオフは逆効果」で説明します。
(2)こまめなオンとオフは逆効果
中には涼しくなったらクーラーを消して、暑くなったらまた付けるを繰り返している人もいるかもしれません。
実は、クーラーは室温を下げて設定の温度にするまでの時間が一番電気代がかかります。その為、部屋が涼しくなったからといって電源を消してしまうと、次にエアコンを付けるときにまた設定温度まで室温を下げる為にクーラーは頑張ります。その分、エネルギーを使いますので余分な電気代がかかってしまいます。
運転状況や機種によって変わりますが、クーラーの電気代は最初の1時間で20円程度、その後は1時間で5円程度と言われていますので、短い外出であればクーラーを付けっぱなししている方が実は節約になることを覚えておきましょう。
また、コンセントを抜いて節約している方もいるかもしれませんが、あまり推奨できません。今のエアコンは省エネ効果が高くコンセントを入れたままでも年間10円もかからないと言われている為です。
むしろ室外機の寿命を縮めてしまう恐れがありますので、コンセントは入れたままにした方がクーラーの節約になりそうです。
(3)フィルターの掃除をする
少し手間はかかりますが、エアコンのフィルターの掃除は2週間~1か月に一度行うと良いとされています。
フィルターは部屋の中に含まれる空気の汚れを取り除き綺麗にしてくれますが、汚れたフィルターを掃除しないまま放置しておくと、目詰まりを起こしてしまい、スムーズに空気を吸い込んでくれません。
目詰まりを起こしてしまうと、その分電気代がかかってしまうので、余計な出費に繋がることも。忙しくて、なかなか時間が取れない場合は掃除機で簡単にホコリを取るだけでも変わりますので、ぜひ試してください。
また、外にある室外機も掃除することで更に電気代を節約することができると言われています。エアコンを掃除するついでに室外機も掃除する、これがクーラー節約術の一つです。
(4)風量は自動にする
クーラーの風量は「自動」が一番の節約術です。よく電気代を抑える為に最初から「微風」にしている人もいますが、適温になるまで時間がかかってしまい、節電にならないことも。
風量を「自動」にしておくと、室温が設定温度になるまでは強風運転を行い、その後は微風運転をしてくれるので、室内の温度を保ち効率が良いとされています。
エアコンの電力は部屋の温度を変え始める時だけであり、温度を一定に保つのにエネルギーはそこまで必要ありません。最初の時間で一気に温度を下げて、その後は適温を保つ「自動」に設定することをおすすめします。
もし余裕があれば、古い機種から新しい機種のエアコンに買い替えてみても良いでしょう。
10年前のエアコンと今のものを比べると省エネ性能は雲泥の差があり、買い替えてみるのが一番の節約になる可能性も。
一番シンプルなエアコンでも「入タイマー」などのそれなりの機能がついているものが多いです。決して安い買い物ではないかもしれませんが、ランニングコストを考えると、古い機種を使用している方は検討してみても良いかもしれません。
まとめ
クーラーの節約術について紹介しましたがいかがでしたでしょうか。電源はこまめに消すよりも付けっぱなしにした方が良い、微風よりも自動の方が良いなど、今まで行っていた方法と真逆という方もいるかしれません。
また、思い切って古い機種から最新機種に変えた方が今後のランニングコストが安くなることもあると言われています。余裕があれば検討してみてはいかがでしょうか。